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KARMA/for everybody (1977) |
KARMAの2ndにして最後のアルバム、B級ブラス・ジャズファンクと言ってしまってはかわいそうな、名セッションメンが集まった贅沢なグループなわけで、とにかくErnie
Watts,Oscar Brashear,George Bohanonらが正式メンバーとして名を連ねているわけですから。その長年培った確かな技は各自のソロ・プレイでしっかり感じる事ができますが、本作ではよりヴォーカルに力を入れ、ブラック好きにも楽しめるような「つかみ」のナンバーが増えているのが嬉しい。やはりここらへんの音にはピッタリのアル・マッケイが2曲も参加。まあ、EW&Fほど派手ではなくむしろジャズ寄りなテイストはこのメンバーなら当然かな。後半シリータ・ライトのヴォーカルが妖しげに迫ってくる“mama
dear”もゾクゾク。しかし、見るからに低予算のメンバー統一衣装を着たジャケ写の安っぽさはもったいないけど、いかにもやらされているポーズをつけたアーニー・ワッツのテレた表情が笑えますね。 |
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