FAMILY UNDERGROUND/once in a lifetime (2009)
 コチラでドーゾ。
FAZE-O/riding high (1977)
 後にHEATWAVEやDAZZ BANDといったファンク・グループに参加する事となるキーボーディスト、Keith Harrison率いるオハイオ・ファンクユニット。アレンジを全てオハイオ・プレイヤーズがバックアップしており、タイトなファンクからメロウ・バラッドまでこなす所はまさに「弟分」的存在。“get some booty”のようなカッティング・ギターが利いたアレンジのブラックは今ではほとんど聴かれないだけに嬉しい、lately'70s万歳盤。

Finis Henderson/finis (1983)
 特に日本ではブラック、AORファン両方からから絶大な人気を誇ったアルバム。しかし肝心の本国ではルックスと売りこみの弱さで惜しくも一枚で消えて行ったアーティストとなりました。プロデュースはアル・マッケイ(!)。とにかく、EW&FやTOTOのメンバー等バックが豪華で、ブラックAORの名盤と言えるでしょう。
Flora Purim/butterfly dreams (1973)
 チック・コリアの大名盤“リターン・トゥ・フォーエヴァー”参加によりその名を広く知らしめたブラジル出身の歌姫、満を持してのアメリカ・ソロデビューアルバム。主役の妖艶な歌声はもちろんの事、同じくメンバーであった若きスタンリー・クラークのアレンジメント力、これが当時若干22歳のなせる業とはあらためて驚きの一言。そしてその後親交を深める事になるジョージ・デュークが全面的に鍵盤でサポート。実はこれがクラーク-デュークが共演した最初のアルバムだそうで、さすが柔軟性のあるバック陣、ジャズからラテン、ファンクまでを広くカバーしている。
Flora Purim/encounter (1977)
 チック・コリアの“windows”で幕明けの本作は、歌よりも、よりスキャットで自身のヴォーカルをヴォイス・パーカッション的に表現する唱法を強めていったようで、ついにここでUrszula Dudziakとの共演となったのはまさに“encounter”。Hermwto Pascoal,George Duke,McCoy Tynerの豪華鍵盤陣やRon Carterのアコースティック・ベースがこの幻妖的ブラジリアン・ジャズをガッチリ演出している。
Flora Purim/everyday,everynight (1978)
 これはアイアートとフローラ・プリムがアメリカのPOPマーケット進出のために作ったブラジリアン・コンテンポラリー・アルバムの傑作です。バックミュージシャンがとにかく豪華ですが、ただの寄せ集めではなくしっかりとそれぞれの個性が出ているところが嬉しい。ストリングスとホーンのアレンジは全面的にミシェル・コロンビエが行い、その縁からか4曲で参加しているジャコ・パストリアスの独特のベースの音色がAOR的なバックサウンドと溶け合っている所はとても貴重な記録でもあります。チェスター・トンプソンとバイロン・ミラーのリズムをバックにジョージ・デュークを中心とする2曲ではしっかりと「らしさ」が出ているし、全体ではテクニシャンでありながら当時ポップ路線に意識を持ったハーヴィー・メイソンのドラムと若いリー・リトナージェイ・グレイドンのギターが聴けるとともに、デビッド・フォスターが参加している3曲は一発でわかるほどローズ&アコースティックピアノの音が際立っています。ジャコパスとからむハービー・ハンコックもいたり、さりげなく流れるデビット・サンボーンブレッカー・ブラザースのホーン…。これだけのメンバーが揃ってもアルバム全体に統一感があるのはM・コロンビエを中心とした曲作りの巧みさにあるのではないかと思います。普通はゴッタ煮になるのですがこのアルバムの完成度は見事。
フローラ・プリムの他のアルバム
Flora Purim & Airto/the magicians (1986)
 コチラでドーゾ。
FOURPLAY/the best of fourplay (1997)
 ボブ・ジェームス、リー・リトナー、ネイザン・イースト、ハーヴィー・メイソン!メンバーを見ただけではずれ無しって感じでいいですね。これはベスト盤で、ゲストヴォーカルを迎えての歌ものもしっかりと収録されています。ちなみにLeon Ware/Marvin Gayeのカヴァー「after the dance」、ヴォーカルはEl DeBargeが歌っています。ああ、なるほどね。ベストチョイスですねぇ。
Frank McComb/love stories (2000)
 この節回しはまさに、70年代のスティーヴィー・ワンダー。もろ、影響を受けまくりのメロディー。スロー&ミディアムナンバーだけの構成で賑やかな曲調が好きな方には物足りないかもしれませんが、プロデュースもあのブランフォード・マルサリスですから全体的に落ち着いた雰囲気の上質なヴォーカル・アルバムとなっています。好きな人が聴いたらニヤリものですよ。
Frank McComb/the truth (2003)
 今回はイングランドの名レーベルEXPANSIONからのリリースでした。スティーヴィー・ワンダー・フォロワーは何人も居るようですが、中でもこの人は筋金入りっていうか何と言うか。作る曲のメロディー、アレンジ、歌い方、そして声質まで何もかも、「まんま・70年代スティーヴィー」なんですよね。「cupid's arrow」なんか、ファースト・フィナーレの「bird of beauty」とそっくり。前作はブランフォード・マルサリス・プロデュースの落ちついたヴォーカル・アルバムでしたが、今作はさらにグルーヴィーなアップナンバーもあり、アレンジが華やかになりました。しかも打ち込みではなく生楽器にこだわるUKブラックで、ベースに一時日本で活動していたような(?)Bobby Watson、キーボードにBilly Prestonなんて懐かしい名前も発見。
Frank Nimsgern/street stories (1992)
 これは、貴重です。多分ドイツのフュージョン・ギタリストだと思いますが、あのジノ・ヴァネリが数曲ヴォーカルで参加しています。「ナイト・ウオーカー」っぽい叙情的な歌がここで聴けるだけで大変価値があります。全体的には明るくダンサブルな曲もあったりして、ギタリストのアルバムというより、トータルミュージック・コンポーザー的な印象をうけるアーティストです。結構聴きやすいサウンドですよ。
Frank Weber/as the time flies (1978)
 NYのSSW/ピアニストによる1st。何よりも楽曲の完成度が素晴らしい。装飾を削ぎ落としたアレンジで、シンプルに本人のヴォーカルと上質なメロディーを際立たせているようで、実はさりげなく要所要所に各NYの名プレイヤーが渋いプレイをカマしてくれている。アレンジはジョン・トロペイデヴィッド・スピノザの二大ギタリストが担当しているだけあってバイ・プレーヤーながらなかなかの存在感。バッキング・ヴォーカルだけでもデヴィッド・ラズリールーサー・ヴァンドロスアーノルド・マッカラーらが参加と豪華。しかしまぁ、傷を負って痛んだハートに染み渡る感じと言いましょうか、なんとも温かく包み込まれるアルバム。ビリー・ジョエルの比ではないね。
FREE LIFE (1978)
 EW&Fの影を大きく感じる音、ここにもアリ。これはその後ジョージ・デュークと行動を共にするCarl Carwellが在籍していたグループで、プロデュースはP・ベイリーとエンジニアとして有名なTommy Vicari。なるほどー、スプレンダーと同じ繋がりですね。肝心の音はやはり懐の深いファンク・ソウルで、ホーンを強調しないアースと言ったところ。総勢9人の大所帯とはいかにも70年代らしいですね。全員キレイな丸ーいアフロヘアーが見事!
FRIENDSHIP (1979)
 リー・リトナーがデイヴ・グルーシンを離れ新たなメンバーでの方向性を模索したユニットがこのフレンドシップ。お馴染みのメンツはご存知アーニー・ワッツとパーカッションのスティーヴ・フォアマンだけで、今でこそ名プレイヤーとして名を馳せてはいるが当時としては新進プレイヤーであったエイブラハム・ラボリエルドン・グルーシン、アレックス・アクーニャらがメンバーとなって、快活で新鮮味のあるフュージョン・サウンドを形成している。リー・リトナーの、と言うよりも各メンバーそれぞれの持ち味を生かしたグループとしての音を意識したアルバムで、ジェントル・ソウツとはまた違ったポップな作り。やっぱりアーニー・ワッツがいい味出してるな。
FRUITCAKE (1983)
 昔なつかしのヨーロピアン・フュージョンでございますw 今となっては地方TV局の天気予報や地域情報のBGMに使われてしまいそうな軽いインストルメンタルで、この手のは当時シャカタクを頂点としてもてはやされていました。シャカタクがヴォーカルも用いてポピュラー・ミュージックの域にまで踏み込んでいったのに対しこちらは完全インストの潔さ。オランダ産らしくどこかアメリカ音楽に影響を受けた日本人的でメロディアスな曲調と1曲3〜4分程度で小気味良く流れて行く軽快なアルバム構成は今でもドライブの“BGM”に使えるかな?
FULL MOON (1972)
 これが30年前の音?確かに、早すぎたバンドだったのですね。その後成功したラーセン-フェイトンバンドの前身、真のファーストアルバムです。ニール・ラーセンの作った曲はしっかりと「ジャングルフィーヴァー」序章しているのがステキです。ヴォーカル入りのナンバーもあり、L−Fバンドの音質だけ古く、JAZZ寄りにしたような感じですね。1972年では売れないのも無理はない・・・5年先を行っていたようなサウンドです。
FULL MOON featuring Neil Larsen&Buzz Feiten (1982)
 こちらは、ラーセン-フェイトンバンドの2ndという形で日本では発売されていますが、10年前の「FULLMOON」に思い入れがあったのでしょうね。音の方は、POPフィールドへの積極的な傾倒路線をそのままに、ニール・ラーセンのオルガンをフィーチャーしたインストを取り混ぜて、といった1stをそのまま受け継いだ形となっています。バンド名そのままでも良かったかも。
FUTURE FLIGHT (1981)
 デトロイト・サウンドの名プロデューサー/パフォーマー、ラモン・ドジャーが80年代に入り送り出したフューチャー・フライト、唯一の作品。時期的にも70年代の名残りを感じるメロディとコーラス・ワークを重視した曲調と、それまでのソウル/ファンクが持っていた重厚な躍動感を意識的に取り除いた80年代ブラックの香りを併せ持ったライト・ソウルになっている。いかにも日本人が好みそうなメロウ・ユニットで、特にそのコーラス・ワークの巧みさは曲によってはAORファンにもウケそう。しかし、いかんせんこういったターゲットを絞りきれないブラックは短命になりがちなんですよね。


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